ヒトの健康は腸からと言われるようになってきましたとおり、腸は今とても注目されるようになっています。 腸は健康面だけでなく“腸活ダイエット”という言葉が作られるほどダイエットや美容面にも大きく影響します。 腸内菌のエサになる食事を心がけたり、腸の働きを良くする生活習慣を送ると、どんな良いことがあるのでしょうか?

小腸がうまく機能すると、老廃物が除去される

ヒトが食べる食べ物は、栄養になるものとそうでないものに分かれます。 それを仕分けする役割をするのが小腸です。 小腸は体にとって不必要なものをまとめて便のもとになる物質を作っていきます。 また、小腸は外界に接触する器官ですので、常に体外から侵入しようとするウィルスや病原菌と隣り合わせです。 小腸はそういった有害な物質を体内に侵入させないようにするために防御壁がありますが、小腸が弱っていると、この防御壁を有害菌が突破してしまうことがあります。 また、先ほどお話ししたように、小腸は便のもと(有害なもの)をまとめる器官ですから、小腸の防御壁が弱っていると、これらのものが外に漏れ出してしまうわけです。 ですから、体を健康に保つ上で、小腸をうまく機能させることは必要なことです。

ビタミンやホルモンの合成

小腸は、人間が生きていく上で必要な栄養、つまりビタミンB群やビタミンKなどを合成する器官でもあります。 それに加え、小腸では、消化に必要不可欠なホルモンも合成されたり分泌されたりするのです。 体の健康に大きく関わる小腸ですが、実は、精神面にも大きく影響を与えることも分かっています。 私たちが甘いスウィーツなどを食べると、脳内でセロトニンと呼ばれる神経伝達物質が分泌され、その作用で幸福感を感じます。 セロトニンは「幸せホルモン」などと呼ばれ、ヒトに幸せな感情をもたらすのです。 小腸では、セロトニンの前駆体が作られています。 これが小腸で盛んにつくられると、それに連動するかのように、脳内でセロトニンが分泌されやすくなるのです。 このようなわけで、小腸はヒトの精神面にも大きく関わると言えます。

小腸の機能を高めていくためには?

これまでお話ししてきたように、小腸は人間の生命活動の要といえるほど重要な期間です。 小腸の機能を向上させる上で必要なのは、腸内菌を元気にすることです。 腸内菌を元気にすれば、小腸の防御壁の弱った箇所を修復できますし、免疫が強化され、さまざまな病原菌が体内に侵入するのを防ぐことができます。 腸内菌を元気にするためには腸内菌が喜ぶエサを与えること。食生活がとても重要なのです。