ダイエットや美容に大きな影響を与えると言われている“自律神経”。
この自律神経のバランスが乱れると、ダイエット成功のキーとなる腸の健康にも悪影響なので、太りやすくなったりするのですよね。
でも、この自律神経ってそもそも何なのでしょうか?そして自律神経はどんな事で乱れるのでしょうか?
逆に言うと、自律神経のバランスを良い状態に保つ事がダイエット成功の秘訣とも言えます。
自律神経とは
私たちは日々なんらかの運動をしているわけですよね。例えば手を動かしたり、歩いたりします。これは私たちの意思のもとに動くのですよね。
ところが、逆に私たちの意思が関与する事なく、運動するモノもあります。
それは例えば、胃や、腸の伸び縮み運動だったり、心臓を動かしたり、血液を流したりですね。
これらを意識して動かしている人はいないですよね?
自律神経とは、このような「私たちの意思で動かせない臓器に動けと命令するモノ」という事です。
それで、この自律神経は2種類あるんです。
①交感神経
2種類のうちの1つが交感神経です。この交感神経の特徴は、私たちが活動している時、緊張している時、ストレスを感じている時に活発になっています。
この交感神経が活発な時には、私たちの心拍数は早くなり、血管が収縮し、気管支が拡張し、呼吸が早くなり、血圧が上がります。
よくスポーツ選手が「アドレナリンが出た」などと表現しますが、アドレナリンは交感神経を興奮させる神経伝達物質なんです。
交感神経は“闘争と逃走の神経”なんて呼ばれたりします。
②副交感神経
もう1つが副交感神経ですね。この副交感神経は交換神経とは真逆の働きをします。
副交感神経が活発な状態は通常であれば夜の時間帯や食事時、リラックスしている状態の時です。
交換神経で収縮してしまった血管を緩め、拡張します。
例えば食事をしている時、副交感神経が活発になるので、唾液や胃酸がたくさん分泌されて腸の運動は活発になり消化を助けます。
心臓の機能も抑制され、交感神経が活発な時のように戦闘モードではなくなるのです。
自律神経が乱れる原因とは?
そんな自律神経ですが、多くの場合、ストレスや生活習慣でバランスが崩れます。
例えば、副交感神経が活発になると言われている20時以降に食事を撮ったり、パソコンやスマホをいじったりすると、交感神経が刺激され、交換神経が活発になります。
また、ストレスを常に感じていると、交感神経から副交感神経にチェンジする事ができないのですよね。
このような事がきっかけとなり、自律神経が乱れるわけです。そうすると、ダイエットや健康面、精神面に大きな悪影響を与えるのですよね。
ですので、日々の生活を見直していく必要がありそうですね。